著者 ヨハンナ・シュピリ(1827–1901)
訳者 上田 真而子 (1930-2017)

素晴らしかった。
ちじれ毛のしっかり者のハイジが、最初は5歳で登場し、アルプスで成長して、おじいさんの心を変化させ、ペーターのおばあさんに喜びを与え、クララを生き返らせる物語。
アルプスの大賛歌でもある。
子供のころにアニメで見たのが最初となるけれど、ハイジの白パンや、暖炉であぶって溶けるチーズ、やぎのゆきちゃんや、干し草のベッド、すごい吸引力でアニメを見ている子供をひきつけ、今も強く記憶に残っている。読んでみて、原作そのものが大変な力をもっていることが分かった。
子供を主人公にした、こんな物語が、19世紀の段階でつくられているのは、日本とは状況が相当に違うと思った。
(読了:2025年12月24日)
