『くまのパディントン』(福音館書店1967)
著者:マイケル・ボンド (1926-2017)
画:ペギー・フォートナム (1919-2016)
訳:松岡 享子 (1935-2022)
パディントンシリーズは、小学校中学年に、夢中で読んだ本である。
家にあった、シリーズ2巻めの『パディンドンのクリスマス』から読みはじめた(この時は、赤い表紙の本だった)。当時は、“かわいい”という概念は持っていなかったものの、挿絵がとてもチャーミングで、引き込まれた。
ロンドンという場所や、イギリスのお茶の文化、パディントンが大好きだったママレードやママレードサンドなど、強い印象をうけた。ママレードサンドを何度も作って食べたことや、パディントンが着ていたダッフルコートなるものが、欲しかったことを思い出す。
小学校の友達と、パディントンを漫画化して、今でいえば、二次創作の物語をつくったこともあった。
『くまのパディントン』、『パディントンのクリスマス』、『パディントンの一周年記念』と読んで、あとは本屋さんにも見当たらなかったので、離れてしまった。
その後映画化がされて(Paddington(2014))、パディントンは依然、世界的に大人気なんだと、びっくりするとともに、納得した。
(読了25/12/2023)